地磁気関係ナレッジベース
Gmag(地磁気), Rmag(岩石磁気), Amag(考古地磁気), Pmag(古地磁気), Emag(環境磁気)情報
このページは、「古地磁気・岩石磁気」等を学ぶために便利な情報、および研究する上で便利な情報を管理人の独断でリンクしているものです。 「こういうのがあるのだが紹介しろ」というものがございましたら、メール等でご一報ください。
主に日本語の情報
古地磁気学の教科書
- 「古地磁気学」小玉一人 著, 東京大学出版会, 1999
- 現在、書店で手に入れることができる、古地磁気学・岩石磁気学に関する教科書の1つです。基礎的かつ網羅的に古地磁気学と岩石磁気学を解説しています。
- 「ジオロジストのための岩石磁気学-帯磁率から古地磁気・AMSまで-」中井睦美 著, 地学団体研究会, 2004
- 現状手に入る、もう1つの古地磁気・岩石磁気本です。古地磁気学・岩石磁気学を普段していない地質学者向けに書かれていて、小玉版「古地磁気学」より平易かもしれません。
- 「Paleomagnetism」 R. Butler 著, 渋谷秀敏 訳 (PDF版)
- Butler "Paleomagnetism" (Blackwell, 1992) が絶版になったのを機に著者本人が版権を取り戻し公開したものを、渋谷さんが日本語訳したもの。現在第7章まで翻訳済。
- 「古地磁気層位学」 野村哲 著, 地学団体研究会, 1992
- 日本における古地磁気学の歴史がここに。
固体の磁気・磁石の教科書
- 「強磁性体の物理 上・下」 近角聡信 著, 裳華房, 1978
- 強磁性のバイブル。とは言え、古地磁気業界で読破した人は少ないのでは?(これを書いている本人も上巻の半分くらい)。これより前の版は上下分冊ではありませんでした。
- 「with ferrite」 TDK株式会社, 2005-
- TDK(磁気メディアの製造メーカー)が作成した書籍「with フェライト (1986)」の電子版(書籍は絶版になっている)。工学的な視点から見た磁気の特性を日本の教科書とは思えない書き方で表現。
啓蒙書
- 「磁力と重力の発見 1,2,3」 山本義隆 著, みすず書房, 2003
- 磁場・重力場といった遠隔力、場の概念に関しての科学史書。著者はあの「駿台 物理入門」の山本先生。
テキスト、ノート
- J-DESC コアスクール 古地磁気コース
- 2008年8月に高知コアセンターで開催された、古地磁気・岩石磁気測定のスクールの教科書(Wiki)。基礎的な測定、解釈法から、新しい測定まで8項目の解説が見られます。
- 地学雑誌 2005 No.2 特集「地磁気・古磁気研究の最前線」
- 地磁気・古地磁気・岩石磁気・環境磁気に関する地学雑誌の特集号です。各分野のレビューが日本語で読めます。
学会誌等
- Earth, Planets and Space (EPS)
- 地球電磁気・地球惑星圏学会を含む5学会が共同で発行する欧文雑誌です。
- Journal of Geomagnetism and Geoelectricity (JGG)
- 上記「Earth, Planets and Space」誌の前身となった地球電磁気・地球惑星圏学会が発行していた欧文雑誌(1949-1997)です。
- リンク先は、科学技術振興機構が提供する Journal Archive のページで、JGG全文が自由に読めます。
- Rock Magnetism and Paleogeophysics
- 1973~1991年の間、日本の古地磁気・岩石磁気グループが発行した英文要旨集です。(公開しました!)